2012年01月19日
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新しいGoogle検索結果表示は最悪、検索エンジンはBingに乗り換えるべき……のウワサ

Written By: 川俣 晶連絡先

「なんだよ、ウワサって」

「いやさ。デフォルト検索エンジンをGoogleからBingに変えてしばらく経つけどさ。まさかこんな文字を見るとは思わなかった」

「文字を見るって、君が書いてるんだろ?」

「違うよ。見ず知らずの他人だよ。Gizmodoの記事」

「あれ?」

「つまりさ。世間に逆らって1人で勝手に自分の思ったところに歩いて行こうと思ったら、他にも同行者がいたわけだよ」

「同行者か!」

「しかも、見ず知らず。ぜんぜん共謀とか打ち合わせもしてない」

「そうか」

「それに、こういうところでこういう話題が出るということは、水面下でけっこう同行者が多いことが予想される。ちなみに、BingのシェアがYahooのシェアを超えたという記事もたまたま今日どっかで見たな。まだGoogleが圧倒的に優勢だけど」

「じゃあ、Bingは検索として優れているの?」

「そうでもない。最盛期のGoogleの方が良かったと思う」

「えー。じゃあなんで乗り換えるんだよ」

「今のGoogleが検索エンジンとしての満足度を落としているからだよ」

「それって、敵失じゃん。自殺点じゃん」

「うん。そうだよ。敵が勝手にずっこけて退場するのがMS勝利の黄金パターンだ」

「まさか」

「最優秀とは言えないMS製品がなぜライバルを制するのかといえば、『悪の帝国が汚い手を使って悪いことをしているから』とウワサされて、もっともらしく流布されるが実際は違うことが多い」

「ライバルの自滅が多いってこと?」

「そう。MS製品以上に期待され、知名度もあったソフトも多いが、ほとんどは消えて無くなった」

「それは君の説じゃ無いの?」

「そうじゃない。たとえば、新潮新書の『マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方― トム佐藤著』でも、Windowsの勝因としてライバルの自滅が書かれていたと思う」

「じゃあ、なんでまだGoogleのシェアは圧倒的に高いの?」

「自分から能動的に選択するユーザーは少ないからだろう」

「ほんとに?」

「だって、Google創生期はGoogleの方が検索結果が良かったのに、大多数はYahoo!使ってたぞ」

「ぎゃふん」